同時接種とは1日に2種類以上のワクチンを行うことです。
現在、肺炎球菌、ヒブ(Hib)、ロタウイルスなど生後8週からのワクチンが増えたため一種類ずつの接種では対応できない状況となっています。予防接種を短期間で効率的に行うために複数のワクチンの同時接種をお勧めします。同時接種でワクチンの効果が落ちたり、副反応の頻度が上がることはありませんので心配はいりません。一度に接種できる本数にも制限はありません(最近では一度に4つも増えてきました)。通院回数も減り免疫も早くつくのでお勧めです。
ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンは髄膜炎を予防するワクチンです。これらのワクチン接種で年間1000人の命が守られるといわれています。アメリカではすでに定期接種になっており、発症頻度は低く抑えられています。あきる野市では2013年4月から定期接種化されました。小児用肺炎球菌ワクチンには「発熱」と「接種部が赤くはれる割合が、4種混合ワクチンやヒブワクチンに比べると多く見られますが、一時的な症状ですので心配ありません。
発熱:4人に1人の頻度で接種日か翌日までに発熱します。接種のたびに毎回発熱するわけではありません。発熱は37.5℃~38.5℃位が多いようですが、稀に39℃台の方も見られます。通常、発熱以外の症状はなく比較的元気もあり1日で解熱します。しかし、かぜや病気による発熱とワクチンによる発熱との区別は難しいので、発熱した場合は医療機関を受診して下さい。
接種部位の赤いはれ・しこり:接種当日から赤くなり、入浴時には盛り上がって熱を持ちます。3~4日で赤み(発赤)が薄くなり、発赤の大きさの二回りほど小さめのしこり(硬結)がはっきりしてきます。その後、2ヶ月程度かかって硬結は次第に小さくなり、米粒大を経て消失します。
国内臨床試験において認められた主な副作用は
注射部位紅斑:1回目80.7%、2回目79.7%、3回目75.3%、4回目71.0%
注射部位硬結・腫脹:1回目71.8%、2回目74.0%、3回目68.4%、4回目64.5%
発熱(37.5℃以上):1回目24.9%、2回目18.6%、3回目24.7%、4回目22.5%
易刺激性:1回目20.4%、2回目18.1%、3回目14.9%、4回目11.2%
傾眠状態:1回目21.5%、2回目13.0%、3回目15.5%、4回目10.7%
注射部位疼痛・圧痛:1回目12.7、2回目16.9%、3回目7.5%、4回目13.6%
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